最終更新日:2023年6月4日(日)
2023年4が18日(火)、横浜ランドマークタワーTKPカンファレンスホールにて、弊社主催による特別ゼミナール『大変革の時代に備える 〜前人未到の領域たるスカイアクティブエンジンの開発成功を可能にしたフロンティア・スピリッツ、マネジメントの要諦、先鋭的開発アプローチとは』が開催されました。
講師はご存知、弊社顧問でMr. エンジン/Mr. デジタル開発として、「自動車100年の歴史に革命を起こした天才エンジニア(by『NHKプロフェッショナル仕事の流儀』)」として、世界中の自動車関係者に知られる人見光夫マツダ株式会社フェロー。
当日は、わが国を代表する数々の大企業から選抜された「次世代の研究開発を担うエース級デジタルネイティブ世代」に向けて、濃密なディスカッションを交えながら、終始明るく楽しい雰囲気で講義が行われました。
※同様の企画は他でも承ります。お問い合わせは弊社ホームページからお願い致します。
https://www.jtm-tanaka.com/%E3%81%8A%E5%95%8F%E3%81%84.../
2023年1月12日(木)、先駆者としてCAE(コンピュータ支援設計)やMBD(モデルベース開発)などのデジタルアプローチを駆使し、世界を驚かせた圧縮比エンジンや「スカイアクティブ・テクノロジー」を創出し、NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』でその名を轟かせた弊社顧問の人見光夫が、わが国を代表する建設機械メーカーの若手の開発担当者たちに、余すことろなくその奥義を語りました。
※写真は、質疑応答に応える人見とそれをサポートする主催者の田中(株式会社ジェイ・ティー・マネジメント代表取締役)。
※以下、同機構ホームページより。
このたび、株式会社ジェイ・ティー・マネジメント代表取締役 田中 純(たなかきよし)氏をはじめとする複数の専門家の呼びかけにより、2022年11月19付にて法務局より正式に認可を得、「一般社団法人 産業技術基盤創新機構」が設立されました。
そのミッションとして、主に公的機関、およびそれに準ずるセクターと連携しながら、わが国の旧態依然とした研究開発体制や技術の社会への展開方法を一新し、産業・企業、および各種の社会貢献性を目指す事業体において、真の価値を生む体系的技術基盤の創出/導入を支援します。
また、志しを同じくする民間の有志企業はもとより、SRIインターナショナル、フラウンホーファー研究機構、経済産業省、国土交通省、沖縄科学技術大学院大学(OIST)、インド工科大学ハイデラバード校(IITH)などの公的組織と密接に連帯し、世界に通用する事業の創出を目指します。
メンバーは、いずれも民間企業や学術研究機関において豊かな経験を持つ専門家・実務家であり、フロンティアの開拓を成し遂げてきたイノベーターが中心。まずは12名体制でスタートし、早期に事業・組織の拡大を図っていきます。
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◆名称:一般社団法人 産業技術基盤創新機構
(ITIP = Organization for Industrial Techology Innovation Platform)
◆本部:東京都中央区銀座1-22-11 銀座ビジデンス2F
◆顧問:
◎人見光夫 マツダ株式会社 シニア・イノベーションフェロー /前常務取締役、MBD開発推進センター 委員長
◎坂本和一 立命館大学名誉教授/立命館アジア太平洋大学 創設者・初代学長、名誉教授
◎大場善次郎 東京大学名誉教授/元 新日鐵情報通信システム取締役
◎瀧口哲郎 マツダ株式会社OB、元MDI(Mazda Digital Innovation)推進本部長、ネットシェア代表
◆代表理事: 田中 純
(株式会社ジェイ・ティー・マネジメント代表取締役、経済産業省DX推進・MaaS推進事業専門委員・委員長)
※その他、理事・顧問、及び社団員への就任決定メンバー数名。
日本を代表する重工業メーカーなど各方面からの強い要請により、弊社(株式会社ジェイ・ティー・マネジメント)顧問、マツダ株式会社シニア・イノベーションフェロー、自動車全社が参画する「MBD推進センター」のトップでもある、人見光夫さんの「スペシャル講義プログラム」を企画中。
東京大学~同大学院で航空工学を修めた人見顧問は、一躍その名を知られた『NHKプロフェッショナル仕事の流儀』でMr.エンジンなどと呼ばれ、内燃機関を専門とするイメージがありますが、実はむしろCAE(コンピュータ支援設計)やMBD(モデルベース開発)などデジタル技術を駆使した開発アプローチ、および関連テクノロジー&技術者マネジメントの専門家であり先駆者、というのがその正しい姿です。
そしてその知見は、多くの他の製造業をはじめとする業態に応用が可能です。
(まさに弊社の英社名である「テクノロジー・マネジメント」の専門家・先駆者です)
そんな人見顧問の超実戦的で鋭い知見や手法、アイデアが目一杯盛り込まれた未来志向の『スペシャル講義プログラム』を鋭意企画中です(お問い合わせも歓迎します)。乞うご期待!
6月28日(火)、田中がDX、MaaS、デジタル人材育成3分野の専門委員を兼任する、関東1都10県を管轄する巨大地方局「経済産業省 関東経済産業局」主催の講演勉強会にて講師をつとめさせていただいた。
私の講演+講演を受けた参加者からのさまざまな相談に田中が(最も得意とする)実戦的なアドバイスを提供するという企画で約3時間の長丁場。
かなりの数の参加申込みがあり、JR東日本や西武鉄道など首都圏の有力企業、主要都市の行政のMaaS推進担当者、地場の金融機関などが一堂に会し、活発な質疑応答が行われた。
田中に講師を依頼いただき、当日を取り仕切ってくれたのは、航空宇宙・自動車産業領域を担当する同局きってのキレ者、小川拓真さん。
複数の方々から「価値観やものの見方が変わってショックを受けた」といった類のコメントも頂戴し、まさに講演者冥利に尽きる充実した機会となったのであった。
早くもDX敗戦がささやかれる中、数少ない全社的DXの成功例として知られる「MDI(マツダ・デジタル・イノベーション)〜スカイアクティブ・テクノロジーの確立」を十数年にわたり、ど真ん中で主導してきたマツダ株式会社OB・現役の皆さん。6/14(火)広島市中心部の某オフィスにて。
左から、MDI推進の先鞭をつけ、広島大でも活躍された西山晟人さん、わたし田中をおいて、スカイアクティブの生みの親で『NHK プロフェッショナル 仕事の流儀』で天才エンジニアとしてその名を知られた人材・技術のポテンシャルを引き出すマネジメントの達人、マツダ前常務/現シニア・フェローの人見光夫さん、後半戦の牽引役としてMDIを成功へと導き、トヨタ、日産、ホンダなど同業他社からもリスペクトされている瀧口哲郎さん。
ホンモノのDXの現場で何が起こっていたのか、次々と現れる予期せぬ障害や葛藤、衝突と不安を彼らはどのように乗り越えていったのか。DX改革の本質を次世代に伝えていくべく、いよいよこのメンバーを中心に新しい取り組みを展開します。乞うご期待!
12月9日(木)、一般社団法人「ワークロイド・ユーザーズ協会(WUA)」における講演、無事に終了しました。
ロボット業界の重鎮、会長の高西淳夫先生(早稲田院教授、元日本ロボット学会会長)によれば、同協会で過去に行なわれたオンライン講演では、途中退席者や出入りする人が必ず出ていたようだが、今回は皆無だったとのこと。
さらには、高西先生から「WUAとロボット産業の発展のために欠かせない知見・経験を有した人物」との何とも身に余る評価をいただき(うれし~!)、かつ、聴講者の皆さん全員そろって最初から最後まで耳を傾けていただき、おまけに数々の有意義なコメントもいただき感謝、深謝!
7月23日の「東京2020オリンピック開会式」でバッハIOC会長のスピーチのあと、クライマックスとして世界中に発信された映像『スポーツピクトグラム・パフォーマンス』の制作を指揮された新進気鋭のクリエイティブ・ディレクター、井口皓太(いぐちこうた、写真中央)監督、井口監督が手にしている映像のオープニングを飾る作品を提供した高名な版画家で、1964東京オリンピックから世界中に広がった「ピクトグラム」の初代デザイナー、原田維夫(はらだつなお)先生(左)と。
今回、弊社代表の田中は、井口監督が手にしている映像のオープニング(天空からアルバムがスタジアムに舞い降りる場面)に使われた作画の企画や、IOCとの契約に係る各種の調整・交渉をお手伝いさせていただきました。
1964東京オリンピックで開発され、世界中に広がっていったピクトグラムは、都市計画や交通インフラなどにおいて動線や人流をシンプルにするなど世界の街づくりに影響を与えた「日本最高のイノベーションの1つ」とする向きも少なくなく、井口監督もそこに強く共鳴されたところから、この世紀の大プロジェクトが始まりました。
井口監督および関係者の皆さま、一生忘れられない機会を与えていただき、ありがとうございました!
※新型コロナ禍におけるオリンピックの開催には賛否両論あり、弊社代表の田中も、必ずしも諸手を挙げての開催賛成派ではありません。しかしながら、井口監督をはじめ、純粋にオリンピックの成功を願いながらコツコツと努力を積み重ねてこられた方々に寄り添ってきた者として、そのご姿勢とご努力に対し、弊社代表・田中は心から敬意を表したいと考えています。
6月10日(木)、沖縄の有力な経済団体のひとつで、田中も長年会員として所属する「沖縄県工業連業会 青年部会」の主催により、東京から沖縄・那覇市/産業支援センターを中継点とし、沖縄諸島全域に向けてオンライン講演会を実施しました。
題して『情報技術投資のカンどころ 〜儲かる事業体の考え方』。机上の知識ではない、企業再生専門のプロ経営者・事業家として田中が実際に事業体に適用し、成果を上げた方法論を語りました。
メイン講師を田中(写真左)が、サブ講師を田中の親しい友人である高橋栄一さん(東邦大学連携大学院教授、工学博士)がつとめ、デジタル投資のカンどころ、および新スタイルの経営を支える最先端テクノロジーの本質をわかりやすく解説する、といった二部構成にて実施。
47才までの「アフターゲイツ世代」を対象とし、沖縄、そして日本の未来を担うデジタル世代の皆さんが参集し、好評のうちに終える(=沖縄工連の評価)ことができました。
※新型コロナ禍における情勢の変化により全面オンライン方式となりましたが、告知はそれ以前の内容が含まれています。
※講演者は、PCR検査をはじめ、弊社顧問である聖路加国際病院の専門医師による指導のもと、健康に係る諸条件をクリアした上で講演に臨んでいます。
※本講演は、講演者二名が一方で所属する国立研究開発法人 産業技術総合研究所との関連性はありません。
5月14日(金)、パシフィコ横浜にて開催される『企業立地フェア2021 〜企業の継続・発展のための戦略的企業立地』(主催・後援:一般社団法人日本経営協会、経済産業省、総務省他)でまたまた講演をやります。
(過去半年で5回、今年3回目の講演で、6月は沖縄での講演も決まっているなど各方面から多数のお声をいただきます。ありがとうございます!)
テーマは『IT活用の勘どころ 〜“稼ぐ力”の創造とデジタル時代の人材育成』。
良い季節となる5月の金曜日、ぜひヨコハマに足をお運びください。
◆「企業立地フェア2021」公式サイト:
※本講演は、民間の専門家としてお引き受けしたもので、産業技術総合研究所の肩書は参考情報であり、同所における職務とは関係ありません。
11/24(火)、浜松市、公益財団法人 浜松イノベーション推進機構からの依頼(および経済産業省推奨)により、ものづくり企業が集積することで知られる浜松地域の経営者の皆さんに向けて、『製造業から脱皮せよ』という論旨で、きわめて挑戦的(?)なオンライン基調講演を行わせていただきました。
企業の構造改革を手がけてきた実務経験をベースに、「価値総出力を高める構造改革とともにデジタル武装を推進する方法」について語ったのだが、その過程で日本製造業の収益構造について(綿密なデータ分析を背景に)正面から切り込み、「戦後から一貫して『製造業』という業態では稼げていない」「“製造立国”という幻想から脱却せよ」といった、既成概念をひっくり返すような論旨を展開したため、チャット上で質問やコメントが殺到し、一時回線がパンク状態に。
有名な製造企業が多い浜松だけに多くの反発が予想されたのですが、意外にも「目からウロコが落ちた」「儲かっているという実感が無かったが、その謎が解けた」といった賛意を示す人が少なからずおり、苛烈な質疑応答を受けて立つ構えでいた私は、良い意味でちょっと拍子抜け(苦笑)。
かつて、忖度しない物言いにより、講演を行うたびに議論を巻き起こし、外資系投資ファンドから送り込まれる辣腕の企業再生人のイメージと相まって「武闘派」のレッテルを貼られ(実際は心やさしい人間です)、学会等で出入り禁止すら食らったこともある私ですが(苦笑)、最近はありがたいことに名指しによる講演の機会を毎月のようにいただくなど、産業界の潮目が変わってきたことを強く実感した一日となりました。
※当日の内容は、言論・思想の自由のもと、民間の専門プロフェッショナルとしての田中の経験・立場から構成されたものが主体であり、田中が一方で所属する国立研究開発法人 産業技術総合研究所の見解や活動内容を代表するものではありません。
きょう10月27日(火)、経済産業省、千葉県、ITコーディネータ協会共催のオンライン講演会にて、『答えは己の中にある 〜情報技術コーディネートのシナリオとなる価値創出の考え方・とらえ方』というテーマで、全国の経営者やITの専門家に向けて基調講演をやらせていただきました。
写真は「ITコーディネータ協会本部」(東京都中央区)のオンライン中継スタジオにおける私、および講演会の冒頭であいさつをされている経産省の幹部の方(下の写真)。ITの専門家を標榜する団体らしく、最新鋭の設備と手慣れた手順でオンライン講演会の生放送が行われました。
今回は、産業のデジタル化推進にむけた経済産業省キモいりのシリーズセミナーの第一回目。トップバッターをつとめさせていただいたのですが、マスコミなどを通じて強力なPR活動が行われたこともあって定員をはるかにオーバーする申込みをいただき、大勢の方々を前にとても気持ち良く話をさせていただきました。
※当日の内容は、言論・思想の自由のもと、民間の専門プロフェッショナルとしての田中の経験・立場から構成されたものが主体であり、田中が一方で所属する国立研究開発法人 産業技術総合研究所の見解や活動内容を代表するものではありません。
きょう2月19日(水)、弊社代表の田中が、民間の事業家・専門プロフェッショナルとして培った知見やノウハウを中心に基調講演を行った経済産業省シンポジウム『デジタル技術を活用した“稼ぐ力”の創造』が無事終了。定員オーバーで立ち見も出るほど多くの皆さまに聴講いただき、盛況のうちに閉幕しました。
おかげさまで講演終了後、田中のもとにも30名を超える名刺交換を希望される方々にきていただき、早くも何人かの方から次の講演の依頼や会社のアドバイスをしてほしい旨の打診をいただくなど充実した一日となりました。
展示ブースに置かせていただいた弊社の「テクノロジー・マネジメント人材育成プログラム」の資料も人気で、用意した70部がすべて無くなってしまいました。
貴重な機会を与えてくださった経済産業省・関東経済産業局、総務省・関東総合通信局、みずほ情報総研(みずほフィナンシャルグループ)の皆さまに心よりお礼申し上げる次第です。
※当日の内容は、講演の冒頭で明示した通り、あくまでも民間の専門プロフェッショナルとしての経験・立場から構成されたものが中心です。田中が一方で所属する国立研究開発法人 産業技術総合研究所の見解を代表するものではありません。
事業家・専門プロフェッショナルとして培った知見やノウハウを基軸に、火山・地震から細胞・分子まで、情報・デジタル技術にとどまらない、「地球を丸ごと」研究対象としてきた産業技術総合研究所の自然科学的アプローチや多重知能理論などヒューマン・メカニズムの観点をとり入れながら、AI/IoTを駆使するための事業活動の本質に迫ります!
〜きたる2月19日(水)、経済産業省、総務省、みずほ情報総研(みずほフィナンシャルグループ)の合同開催による大型シンポジウムで弊社代表の田中が基調(メイン)講演をやります。
題して『中小企業におけるデジタルテクノロジーの意味と本質 〜価値創出力=稼ぐ力を向上させるための事業活動の考え方』
◆シンポジウムのテーマ:
『令和元年 経済産業省 関東経済産業局事業〜シンポジウム デジタル技術を活用した“稼ぐ力”の創造』
◆開催概要:
・日時:2020年2月19日 水曜日 13時30分~17時15分(13時開場)
・会場:コングレスクエア日本橋 ホールC・D
東京都中央区日本橋1-3-13 東京建物日本橋ビル3F
・定員:200名(事前申込制)
・対象者:デジタル技術を活用した"稼ぐ力"の創造に関心のある事業者、自治体関係者等
・参加費:無料
・主催:経済産業省 関東経済産業局
・後援:総務省 関東総合通信局
・事務局:みずほ情報総研(みずほフィナンシャルグループ)
※当日の講演内容は、あくまでも民間の専門プロフェッショナルとして培ったものを中核概念として構成されたものが中心となります。一方で所属兼任する産業技術同号研究所の見解を代表するものではありません。
きょう12月14日㈯、東京・港区に本社を置く、大規模通信インフラ/大型基幹情報システムの設計、保守・管理をメイン事業とし全国展開する某中堅IT企業S社の忘年会(大手町)にて。同社社長、および田中の愛すべき教え子たちと。
数年前から田中は、この会社において、エース級ITエンジニアをさらに「デジタル経営戦略コンサルタント」として育成する取り組みの総合的な指導・プロデュースを行っているが、同社は、来るべき次のIT激変時代に向けて着々と準備を整えつつある数少ない企業である。
調査会社IDCによると、2018年に前年比40.5%の成長を遂げ709億円となった「デジタル関連コンサルティング」の国内市場は、2023年までの年間平均成長率「29.3%」を維持することが見込まれており、2023年には2,568億円市場に達するという予測がなされている(※)。
特に高い収益性が見込まれるDX(デジタル・トランスフォーメーション)関連コンサルティングは、言うまでもなく積極果敢に顧客をリードできる優秀なコンサルタントをどれだけ揃えられるかがカギとなり、すでにマッキンゼー社など多数の優秀な理工系人材を擁する戦略コンサルティングファームがこの分野へ侵攻を開始している。
従って、いまから人材に対する先行的な取り組みを始めておかない限り、AIによる各種IT機能の置換や「世界レベルでつながる社会・産業」による競争激化・コモディティ化の加速と相まって、多くの「受託開発」「市場=仕事ありき」を前提とした既存型IT企業がこの「極端な二極分化」のあおりを受け、市場の伸びとは逆に「受け身型」の企業体質を引きずったまま、ますます下請けの色合いを濃くしていくであろう。
イノベーション理論、MOT(技術マネジメント)の嚆矢、P.F.ドラッカーの言葉を引くまでもなく、最後の砦は、やはり優れた人材なのである。
※出典:「デジタル関連コンサルティング」市場は2018年に前年比40.5%の高成長
https://enterprisezine.jp/news/detail/11888
《沖縄タイムス・アカデミア「基調講演」 〜盛況のうちに終了》
今週9/2(月)、沖縄の主要報道機関である沖縄タイムス社(本社:那覇市久茂地/タイムスビル)にて、沖縄タイムス・アカデミア第2期の10月開講に先駆けて基調講演を行いました。
テーマは『経営の未来とドラッカー、その普遍性、社会性、本質性』。
P.F.ドラッカーの本質論を座標軸とし、昨今のAI/IoTブームの根底にある構造を読み解きながら、百家争鳴の感があるテクノロジーへの対峙スタンスを示すと同時に、議論が迷走している「生産性」なる、曖昧模糊とした「指標」への(従来の指標モデルとはまったく異なる)新たな視点・対応方法を提示するものです。
募集定員を上回る申し込みをいただき、当日の飛び入り参加者も出るなど盛況でした。しかも、多くの方々に熱心にメモを取りながら耳を傾けていただき、その後の名刺交換会でも沖縄の有力企業の経営者や従業員の皆さん、沖縄県庁職員の皆さん、地元で活躍するITの専門家の方などと話が弾むなど、とても充実した時間を過ごすことができました。
ありがとう、オキナワ!!
■テーマ:『経営の未来とドラッカー、その普遍性、社会性、本質性』
■ 開催日時:2019年9月2日(月) 18:00~20:00
■ 場所:タイムスビル5F会議室
(那覇市久茂地/ゆいレール「県庁前駅」徒歩3分)
沖縄の報道機関、沖縄タイムス社のスクール事業『沖縄タイムス・アカデミア』の主催により、昨年ハワイを抜き、今年、入域観光者数1,000万人を突破する勢いの沖縄・那覇で、ドラッカー経営哲学について講師をつとめます。
実際に複数の企業を「イノベーションを中核アプローチに、プロ経営者として再建・再生し、わが国最大の公的研究機関である国立研究開発法人 産業技術総合研究所においても多大な成果を収めてきた」弊社代表の田中が、机上の空論とは一線を画した観点から、P.F.ドラッカー理論・経営哲学の真髄を語ります。
事業経営経験ゼロ、すなわち自ら実証・実践した経験がない、真に有効かどうかすら理解していないまま「実践・成果第一主義者である」P.F.ドラッカーを語る似非(エセ)“専門家”が少なくない中、豊富な実証例とドラッカー理論への深く正しい解釈を高次元で融合させた独自の理論体系もとに、チャレンジングな実務家たちの心に響く講義を行います。
※記事は4/11(木)付「沖縄タイムス」朝刊:
※久茂地で学ぶ「ドラッカー理論」沖縄タイムスアカデミア:
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/407614
産業技術総合研究所の先輩で元理事、現在は早稲田大学・研究戦略センター副所長・教授をつとめられている小林直人さん(写真左)、産総研・中国センター/上席イノベーション・コーディネータの中村 修さんらのお招きにより、早稲田大学で開催される「研究・イノベーション学会」にて、下記のテーマで講演をやらせていただくことになりました。
当日は、田中が事業設計を行うと同時に自ら陣頭指揮をとり、わが国最大の研究機関である産総研にて壮大な社会実験と位置づけられ、大きな成果を収めて内外から注目を集めつつある「産総研テクノベーション・コンサルティング事業」について、民間の専門プロフェッショナルとしてどのようにこうしたノウハウや体制を創り上げていったかを語ります。
◆1.日 時: 2019年4月23日(火)午後6時30分~8時30分
◆2.場 所: 早稲田大学早稲田キャンパス26号館11階
(東京都新宿区西早稲田1−6−1/地下鉄 早稲田駅下車7分)
◆3.講演者: 田中 純(たなかきよし)氏
・株式会社ジェイ・ティー・マネジメント代表取締役
・国立研究開発法人 産業技術総合研究所
情報・人間工学領域 領域長補佐/招聘研究員
◆4.講演題目:
「真のイノベーションを求めて 〜テクノロジーの価値を徹底追求し、事業、産業、社会に貢献する」
◆5.講演概要
テクノロジーと事業が分断され、テクノロジーが事業活動に生かされているとはとても言えないわが国の事業活動において、技術戦略の策定・推進と研究・開発活動を相互触発的に行い、手段たるテクノロジーを真の価値へと高めながら動的に企業・産業に移植するアプローチを、世界的な巨大企業をはじめとする数十社において導入し成果をあげている「国立研究開発法人 産業技術総合研究所 情報・人間工学領域 テクノベーション・コンサルティンググループ」の取り組みを紹介する。
◎研究戦略・評価分科会 第106回例会開催のご案内:
https://sites.google.com/site/jssprmre/home
2018年11月19日(月)、職員4,800余名を擁するわが国最大の研究機関「国立研究開発法人 産業技術総合研究所/つくば本部」にて、幹部職員(株式会社ジェイ・ティー・マネジメント代表取締役と兼任)として企業連携の陣頭指揮をとる田中 純(たなかきよし)が、所内の企業連携の専門家が一堂に介した全国会議で講演を行った。
内外のトップレベル校の博士号を有し、豊富な知見を持つメンバーを擁するわが産総研 情報・人間工学領域/研究戦略部が推進する「テクノベーション・コンサルティング事業※」においては、いくつもの大企業の変革を技術の面から実現し、高い評価を得てきている。
(※FAGA=facebook、Apple、Google、Amazonに顕著なように、テクノロジーから産業構造を激変させるビジネスモデルやサービスのイノベーションが起こる時代である)
われわれのコンサルティングは決して言いっ放しに終わらない。イノベーションを現実のものとするため、研究開発活動を中心に、1年以上もの間、企業のチャレンジに寄り添い続ける。さらには成果を工学的に解析するなど研究機関ならではの強みをフルに生かし、あくなきサービス品質の向上につとめているのである。
※本記事は、産業技術総合研究所の許諾を得たものです。
10/2(火)、田中が次世代幹部の指導・育成を通じて「経営・事業・人材イノベーション」をお手伝いしているIHIグループの中核企業『IHI回転機械エンジニアリング』(資本金10億、社員約1,300名、江東区)において、田中が預かっている第2期生による取り組みの成果を示す「事業構想発表会」が行われた。
この日はR&D・生産技術の拠点となる辰野(長野県)や堅田(滋賀県)などの事業センターをTV中継でつなぎ、経営トップ、取締役、各事業部の責任者など主要メンバー全員が参加し、同社の高度なエンジニアリング、製造技術、カスタマサポートの知見をフルに活かす形で、次世代の事業構想・ビジネスモデルが発表されたのであった。
【懇親会にて記念撮影】
前後の列の左のお二人が、この取り組みを支えてくださる同社社長(前列左)と人事部長(後列左)。後列右から二人目が田中。高評価を得てみんなニコニコ顔だが、特に普段あまり笑わない人事部長のKさん、成功裏に終わってうれしそうで、とてもいい笑顔(笑)。
※同社の快諾を得て、写真および当日の概要を公開しています。
《「テクノロジーと事業の融合」に対する深い理解を通じて日本の産業競争力の復活に貢献する》
わが「国立研究開発法人 産業技術総合研究所 情報・人間工学領域 Digital Transformation Consultingチーム」のメンバーとの所内勉強会を終えて。そのほとんどが第一線の研究者出身、国立の一流大学における博士号を有し、世界の先端テクノロジーに精通する精鋭である。
1,300人余の人材を抱えるわが「情報・人間工学領域」では、こうした頭脳を最大限に活用すべく、AIをはじめとする最先端テクノロジーを、企業の競争優位性を最大限に引き出す形で移転・導入していく、といった独自スタイルによるコンサルティング事業を展開している。そして、名だたる企業の案件をいくつも手がけ、画期的な取り組みを行なっている集団として注目を集めている。
田中(写真最右)は幹部として、また、彼らの上司・同事業の統括責任者として、業務の陣頭指揮にあたるのみならず、あくなきスキル・知識の向上を図るため、テクノロジーに対する深い理解にはじまり、事業の本質からデジタル戦略・ビジネスモデル理論に至るまでを自在に駆使できるようになるための実戦的な勉強会を主宰しているのである。
(2018年7月27日(金)、東京・お台場「産総研・臨海副都心研究センター内 人工知能研究センター ミーティングルーム」にて撮影)
那覇・首里城にほど近い「ヒルトンホテル那覇首里城」にて、機関誌で弊社の特集(工連ニュース3月号)を組むなどしてくれた沖縄最大の企業団体「公益社団法人 沖縄県工業連合会」の第34回定時総会・懇親会が開催されました。
同日付の「沖縄タイムス」にも記事がありましたが、沖縄の定番「かりゆしウェア」の製造枚数は、2000年の沖縄サミットでブレークし10万枚から一気に伸びたものの、2014年の49万枚をピークに減少傾向にあるとのことで、この日は参加者全員がかりゆしウェアを着用して会合に臨みました。
今回の総会では、『ウチナー発、世界へ届け』と記された公式ポスターが発表され、アジア太平洋地域をはじめ、世界に向けて沖縄の魅力と価値を発信していこうという合意がなされました。
【沖縄県工業連合会の機関誌に弊社・田中の特集記事が掲載されました】
沖縄県の公益経済団体「沖縄県工業連合会」の機関誌『月刊 工連ニュース2018年3月号』の巻頭特集「キラリ!元気カンパニー 沖縄の未来を照らす企業」にて、田中へのインタビュー&弊社の取り組みが紹介されました。
沖縄県について、アジア経済圏のハブの1つとしてその企業群や独自文化が持つ可能性に言及した内容となっています。
●「沖縄県工業連合会」公式サイトから電子版をご覧いただけます。
◆本記事では、弊社が新たに「AI/IoT時代のハイブリッド型人材育成事業」を立ち上げた旨を表明しています。本事業にご興味がおありの方はお気軽にご連絡ください。
◆「公益社団法人 沖縄県工業連合会」は、田中が籍を置く「国立研究開発法人 産業技術総合研究所」と共同開催でAI/IoTセミナーを開催するなど、産総研とも友好関係にある団体です。
※写真:中央が「立命館アジア太平洋大学」創設者/初代学長の坂本和一先生、右は「ハイパーネットワーク社会研究所」所長で東京大学名誉教授の大場善次郎先生。
きょう2月3日(土)、大分市の「公益財団法人 ハイパーネットワーク社会研究所」が主催する「IT人材塾」のプログラム最終日/卒塾式で、大分のとなりの別府市にある「立命館アジア太平洋大学」(APU)の創設者にして初代学長、ドラッカー学会などで親しくさせていただいている坂本和一先生とともに講演を行わせていただき、トリをつとめさせていただきました。
昨年からこの3人で、立命館APUとハイパー研究所の連携をひとつのテコにしたアジア圏における可能性について話しあってきており、坂本先生は立命館APUの歴史やアジア地域におけるミッションについて、私は国際展開のための戦略や方法論について、IT人材塾の生徒さんたちに向けて語らせていただきました。
ハイパー研究所は沖縄県などとも連携しながらアジア地域における各種の事業展開を画策していますが、ともにアジアへの展開をかかげながら必ずしも連携が密ではなかった立命館APUとの発展的な関係づくりにむけて、記念すべき第一歩を踏み出すことができたように思います。
1月17日(水)、東京・大手町ファーストスクエアホールにて、名だたる企業のCFO(=最高財務責任者)が一堂に会する有力組織『一般社団法人 日本CFO協会』の主催により講演をさせていただきました。
題して『日本企業の根本問題となっている「価値」「経営」「事業」を考える』。
現在の日本型企業の問題点の指摘に始まり、弊社の新コンセプトによる人材育成事業の取り組みや、日本人の事業経営に対する認識を根本からリセットする必要性、産業技術総合研究所における巨大企業のテクノロジー・コンサルティングの取り組み、IoT/AI時代の事業マネジメント論にいたるまで、私自身が実践する数々の取り組みについて語らせていただきました。
時間をオーバーしてしまうほど言いたい放題しゃべらせていただいたにもかかわらず、聴講いただいた大部分の皆さまからお名刺交換をお申し出いただき数々の有益なコメントを頂戴したり、弊社の教育カリキュラムの導入の打診や別途、会食のお申し出までいただくなど、皆さま、本当に真剣に耳を傾けてくださいました。
(幸いなことに聴講者アンケートの結果もネガティブな意見がまったく見当たらず、前向きで貴重なご意見をたくさんいただき、ホッと胸をなでおろした次第です)
改めまして、日本CFO協会の藤田純孝理事長、谷口宏専務理事(写真向かって田中の右)、講演を企画してくださった協会主任研究委員で公認会計士、キャノン電子社などの監査役の要職にある田中の大親友の中田清穂さん(田中の左)、
協会顧問で貴重なコメントをいただいたデュポン株式会社・副社長の橋本勝則さま、元サン・マイクロシステムズ専務の田原沖志さま、日本ケロッグ社執行役員・財務本部長の池側千絵さま、NTTデータ社財務部長の兼田由隆さま、
その他ご聴講いただいたすべての皆さまに対し、心より感謝申し上げる次第です。ほんとうにありがとうございました!
※写真:2018年1月17日(水)、大手町ファーストスクエアの懇親会場にてCFO協会の幹部の皆さまと記念撮影。
ノーベル賞受賞者を81名輩出している名門MIT(マサチューセッツ工科大学)の人工知能研究者で、米有力経済誌「Forbes」が選ぶ起業家TOP30にも名を連ねているIan Cinamonさん、および彼のAI Ventureと密接に連携し、田中も強力に支援している横浜のAI・IoT Technology Venture L社の若き経営者の鶴田さん、朴さんと。
(彼、イアンさんのAI Ventureは「TSA=合衆国運輸保安庁」の創設者で元長官の方が顧問をつとめるなど、その卓越した技術力から特にセキュリティ分野において大きな注目を集めています)
イアンさんとは日米の産業・企業政策から、AIの技術的・ビジネス的な課題や産業へのAIの導入方法まで、お互いの見解を存分にぶつけ合いながら意見交換を行いましたが、産業・企業が抱える課題やビジネスモデルに対する考え方など、そこらへんのコンサルタント顔負けの見解を持っていて、もうこれ以上ないというくらい意気投合!
(やはり超一流の研究者は、目線や意識の持ち方がまったく違います)
イアンさんからは継続的な連携を申し出いただき、今後さらに関係を強めていくことで合意しました。弊社も国境を超えてAIなど有力なTechnologyを中心としたビジネスを積極的に推進していきますが、最強の援軍・友人を得た珠玉の一日となりました。
※2017年12月18日「新橋第一ホテル東京」カフェレストランにて:
Who Says Elephants Can't Dance?
重工業の大手「IHIグループ」の中核企業で、10月1日よりIHI本体の回転機械事業部門との統合を果たし、新体制としてスタートを切った「株式会社IHI回転機械エンジニアリング」の次世代の経営をになう、全国から選抜された若手マネージャー(第二期生)たちと、複数世代にわたり彼ら・彼女らをお預かりして教育指導を行っているわたし・田中。
(田中の右は、同グループのコーディネーターで、世界初のスーパーチャージャーを開発したことで業界にその名を知られる、IHI本体の設計・品質管理部門などの要職を歴任されてきたTさん)
同社は世界差高水準の効率性能をほこる「WN型レシプロコンプレッサー」や、伝統的に強みをもつターボマシン技術を生かした世界最先端技術との評価も高い「ターボコンプレッサー」など、特に回転系の圧縮機械で高い技術力を持ち、IoTのカギともなる組織的なサービス・スキルも保有する、高いポテンシャルを持った企業。
「世界最高水準の技術力/エンジニアリング力、サービススキルと事業戦略やマネジメント体制の高次融合」をめざして、先鋭的なビジネスモデルの創出に直結するきわめて実践的な学習を、全社をあげて推進しています。
(2017年11月、東京都江東区豊洲の同本社オフィスにて撮影)
※本記事は、同社の許可および全面的な協力を得て掲載しています。
※「Who Says Elephants Can't Dance?」は、IBMを再生したL.ガースナー氏の著書のタイトルで、「大企業でも俊敏に変化に対応できる」ということの隠喩的表現。
2017年4月8日(土)、東京港区に本社をおき、首都圏、関西、九州など全国の主要都市に拠点を持つ某大手ICT企業の「全社事業計画説明会」にて、わたしの教え子である同社・幹部候補マネージャたち(田中の左横に写っている数名)の、新規事業立ち上げにつながる成果発表を支援するかたちで講演を行ってきました。
この会社では、2017年度4月期から、クライアントの事業成功に強くコミットする「IoT/情報システム戦略コンサルティング事業」の本格的な立ち上げに向けて、「コンサルタント育成のための社内ビジネス・スクール」という全社的なプロジェクトをスタートさせました。
社長、副社長みずからがスクールの校長、副校長に就任するという熱の入れようで、スクールを構想したわたし・田中も、おなじく副校長という立場で同社のエース級の人材を多数あずかり、戦略コンサルタント/企業再生プロフェッショナルとして培ったスキルを注入すべく日々指導を行っています。
実はこういった取り組みは、優秀なタレントが成否のカギをにぎる企業・事業においては、自社を「学習する組織」化するために必須であるのみならず、タレントそのものを誘引する強力な人材マーケティングにもなるんですね。
10年以上も前から特に日本のIT企業の人材育成のあり方に問題提起を続けてきていて、いくつかの企業でけっこう目ざましい成果が得られてきているせいか、最近とみにこうした要請に関する引き合いが多くて、今回のように休日もあちこちへ駆り出されています。
1月28日(土)の午後、わたしの恩師で東大名誉教授、「公益社団法人 ハイパーネットワーク社会研究所」(大分市)の理事長をつとめられる大場善次郎先生のお招きにより、JR大分駅前の大分ホルトホールにて、「おおいたIT人材塾・第5期」のしめくくりとなる最終回で基調講演を行わせていただきました。
本格的なデータ駆動社会・IoT時代の到来をむかえるにあたり、真に価値のあるData Analyticsを行うために、顧客のUX(User Experience)空間をどう見きわめ、データから生成されるサービスをどのように体系化しデザインしていくか、といったCyber Physical Systemと人間の知力が融合し競争優位性の源泉となる領域について話をさせていただきました。
卒業生をふくむ全生徒さんが一同に会するとあって、会場はかなりの盛況ぶり。質疑応答も活発で、うれしいことに、その後の懇親会でも皆さんから名刺交換&質問攻め?にあってしまいました(笑)。
大場先生、塾生の皆さん、充実した一日をお与えいただき、有難うございました。
少し前の話ですが、2015年5月27日(金)、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の「はやぶさ1〜2号」プロジェクトへのメインプレーヤーとしての参画など、高度な技術力で知られる某大手エンジニアリング企業A社さんの創立記念日式典において、『IoT時代の価値デザインと人材育成』というテーマで基調講演を行わせていただきました。
都内の本社ビルで行われた当日の模様は、地方の全支社へも生中継され、社長・役員・顧問の方々などトップマネジメント以下、全社員数百人のみなさんに向けて、私が考えるIoTの本質やめざすべき方向性、IoTを持続発展的に進化させるための有効なサービスデザイン手法、IoTをマネジメントできる人材の育成などについて、あますところなく語らせていただきました。
活発な質疑応答もいただき、その後の食事会でも引き続き議論が交わされるなど、幹部の方々から「かなりの刺激になった」とのお言葉を頂戴し、私にとってもまさに刺激的な一日となったのでした。
A社のみなさん、ありがとうございました。
明治大学の客員研究員として、駿河台の本校舎で講義を行いました。
情報組織論の第一人者・阪井和男教授にお招きいただき、学生の正規の授業の一環として、私の実戦経験をもとに、技術戦略とビジネスモデルの関係性や、グローバル市場でどう戦っていくかについてしゃべらせていただきました。
11月11日日水曜日、世界最先端を走る、わが産業技術総合研究所・ロボットイノベーション研究センターが主催する「第6回ロボットイノベーション・コンソーシアム」で講演を行いました。
題して『グローバル時代におけるビジネス・エコシステム戦略と人材育成』。
技術・知財では依然として優位にある日本企業がなぜ世界のビジネスで勝てないのか。なぜコスト競争に巻き込まれ、市場撤退を繰り返してしまうのか。
そのメカニズムとグローバル市場で戦うための技術・知財マネジメントのあり方について、詳細な市場データや欧米IT企業のビジネスモデルの分析事例などをもちいながら、1時間30分にわたりしゃべらせていただきました。
そうそうたる企業のロボティクス分野における技術者・研究者、事業担当者などが来ておられましたが、質疑応答も活発に行われ、講演後も個別に相談を受けるなど、皆さまにはある程度のご満足をいただけたように思います。
10月23日(金)、わが産業技術総合研究所が、最先端技術をもつ日本の有力企業をお招きして開催する「テクノブリッジフェア2015」が無事終了しました。
写真は、いま、いちばん注目されている企業といっても過言ではない、住友商事グループ系の大手IT企業「SCSK社」の幹部のみなさんと、産総研つくば本部の敷地内にある「ニュートンのりんごの木」(ニュートンの木の孫木)の前での記念撮影です。
(写真左から田中、住商アビーム自動車総合研究所の大森社長、SCSK社の経営幹部/研究所幹部四人さま、最右が並列計算アルゴリズム理論の第一人者・弊所の磯部研究員)
SCSK社は、日本経済新聞社が実施した2014年の「人を活かす会社」調査において総合ランキング1位、東洋経済新報社が実施した2015年の「CSR企業ランキング」調査において人材活用分野1位となるなど、いまノリにノッている企業さんです。
この日は、技術展示ツアーや弊所幹部・トップ研究者との交流、シメの懇親会にいたるまで、まる一日、濃密な時間を共有させていただきました。
知財戦略の第一人者で、名著『オープン&クローズ戦略 日本企業再興の条件』の著者として知られる、東京大学の小川紘一先生と。
(2015年9月7日、ドラッカー学会における田中の友人、和田憲一郎さんが仕掛け人の自動車関係者の勉強会の懇親パーティにて)
わたしが所属する産業技術総合研究所/情報・人間工学領域 研究戦略部が主導するCPS(サイバー・フィジカル・システム)についての取り組みを詳しくお話させていただいたところ、話が盛りあがり、意気投合!
「きょうの最大の収穫は、あたな(田中)と出会えたことだ」という何ともありがたいお言葉をいただいたばかりか、近いうちに小川先生の研究室を訪問させていただき、具体的なコラボレーションの可能性を探ることになりました。
ロングセラー『技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか』で知られる、知財戦略やビジネスモデルに関する研究がご専門の妹尾堅一郎先生(NPO法人 産学連携推進機構理事長/一橋大学院客員教授)にお会いしてきました。
(ドラッカー学会の友人、和田憲一郎さんが仕掛け人の勉強会「自動車百年塾」の懇親パーティにて)
妹尾先生とは、日本の技術戦略に対する問題意識はもちろん、お互いに共通の知人がいたり、先生ご自身が(わたしが籍をおく)産業技術総合研究所のためにご尽力いただいていることもわかったりして、まさに意気投合!
この日、妹尾先生の講話があった文京シビックセンターから、懇親パーティ会場の東京ドームまでの道のりを、ずっと語り合いながら移動し、懇親会でもとなりの席に座らせていただき、たっぷりと意見交換させていただきました。
ちなみに妹尾先生は、現在わたしが参謀役をつとめる産総研/情報・人間工学領域のトップ・関口智嗣(せきぐちさとし)との共著『グリッド時代 技術が起こすサービス革新』(アスキー)も出されています。つまり、田中がいままさに一緒に仕事をしている関口とも同志という間がら。
何ともうれしいご縁もあることがわかって、とてもハッピーな一夜となったのでした。
4月8日より「明治大学サービス創新研究所」の客員研究員に就任しました。
ここにはドラッカー学会の仲間たちが何人かいて、ユニークな研究活動をやっているので、なかなか楽しそうです。
ちなみにここでは、私が籍をおく産業技術総合研究所における研究者の能力開発プログラムの構築や、技術イノベーション・マネジメント理論などを研究テーマにしていく予定です。